Author Archives: 栗原

台風による被害は大丈夫でしたか?

2024年9月2日(月)

8月末に襲ってきた台風10号

予報では非常に勢力の大きい台風との事で、ご当地の広島県においては

公共交通機関が全て運休、企業も半分くらいが臨時休業など

皆さんに非常に警戒をされておられました


しかし、いざ蓋を開けてみると

『思ったより、大したことなかった』

という訳で、ホッと胸をなでおろしております

しかしながら、台風が過ぎ去ったあとも住宅点検は非常に大事になります

以下の項目について台風による被害がおこっていないか?チェックされてはいかがでしょうか?

1. 屋根と雨どいの確認

強風や飛来物によって瓦がずれていたり、破損していることがあります

また、雨どいが詰まっていないか、破損していないかも確認しましょう

雨どいが詰まると、雨水が適切に流れず、後々大きな問題を引き起こす可能性があります

2. 外壁と基礎のチェック
台風の強風や飛来物でダメージを受けていることが考えられます

また、基礎部分も点検し、異常がないかを確認しましょう

水が溜まっていたり、地盤が緩んでいる場合は注意が必要です

3. 窓やドアの状態確認

特に、強風でガラスが割れていないか、フレームに歪みが生じていないかを確認します

歪みがある場合は、雨風が侵入しやすくなるため、早めの修理が必要です

4. 庭や周辺環境の点検

倒木の危険がないか、フェンスが倒れていないか、外構に亀裂が入っていないかなどを確認します

また、排水口や側溝が詰まっていないかも見ておきましょう

5. 屋内の点検

屋内に浸水や漏水の痕跡がないかを確認します

特に、天井や壁、床の状態に注意し、水シミやカビが発生していないかを確認します

電気系統にも注意が必要で、感電の危険があるため、水がかかっている場合は専門家に相談しましょう

以上、台風の備えと重複する点検項目もありますが

すでに次の台風11号、12号も発生しております

マイホームの災害からの被害を最小限に食い止めるため

今できる事をやっておきましょう!

住宅ケンコウ社ではこのような事前点検や簡単な補修なども喜んで対応させていただきます

『こんな面倒くさい事、頼んでもよいかしら?』

『コレって誰に頼めばいいんだろう?』

といった、お困りごとにもできるだけ前向きに取り組みをさせていただきます

お住まいの事でお困りごとがございましたら、まずお気軽のご相談くださいますよう

お願い申し上げます

イベント『お宝発見フェア』に向けて

2024年8月30日(金)

ご当地の広島県、台風10号の影響はこれからどうなる!?

このブログを書いている現在11:00では、雨量も風量も全くなく

ただの天気の悪い日・・・

の様子を見せていますが、きっと午後から少しずつ状況が悪化するのでは!?

これからも被害は最小限で、災害など起こらない事を心より願っております

さて、そんな状況ですから弊社の社員も、いつもならすぐに外出するのですが

本日は、社内で事務処理をメインに

朝から全員でしろあり保証満了のお客様への案内DMの作成と折り込み

9月の営業計画策定や見込み顧客の整理などを実施しています

また10月19日(土)~20日(日)開催予定の弊社スガノグループ主催

『お宝発見フェア』

に向けて着々と準備を行っています

今回の展示ではスガノグループ内での役割で弊社は

『建物の維持管理』

について展示を予定しています。

住宅を新築または購入後、年数が経過するごとに必要となるメンテナンス事象について

できるだけ、現物を持参したり、写真や動画など展示したりして

お客様に『わかりやすく』展示したいと考えています

当日は、劣化した外壁や屋根、サッシ廻りの防水、腐ったりシロアリの被害にあった木材など

できるだけ、『見て』 『触って』 『感じて』 いただき、住宅の維持管理について

知っていただきたいと考えています

これまでに弊社でお世話になったお客様へ日程が近づきましたらご招待状を郵送いたします

ぜひとも遊びにきてくださいますようお願い致します

※以下は昨年の展示状況です!

台風に備える

2024年8月29日(木)

気が付けば8月も残すところ今日を含めて、あと3日間

朝方は少しだけ涼しくなってきましたが、日中はまだまだ暑いですね🥵

先日、専任の作業服企業の営業の方が来社され、空調服をシーズンオフ価格で提供して

くださるとの事でしたので、営業と工務の社員分26着を購入しました!

酷暑のなか、懸命に作業してくださる社員さんが少しでも楽になればうれしいです


そんななか、先週から台風10号の動向に注視しています

いろいろと進路を変えたり、移動速度を変えたりと予測が難しいですね

すでにお取引先様の建築業者さんでは現場を台風養生して作業が完全停止にされている

ところもチラホラでてきました


とにかく大きな災害が起こらないよう心底、願っております

さて、台風シーズンが近づくと、住宅の台風対策が重要になります

以下に、台風が来る前に行うべき準備や気を付けるべきポイントをまとめました


これを参考に、台風への備えを万全にしておきましょう

1. 屋根と外壁の点検

台風がもたらす強風や豪雨に耐えるためには、まず屋根と外壁の状態を確認することが重要です

瓦や屋根材が浮いていたり、ひび割れがあると、強風で飛ばされる危険があります

壁のひび割れも水漏れの原因となるため、事前に検査しておくと安心です

2.雨どいの清掃

雨樋に落ち葉などがたまり、そこに詰まりがあると、雨水が適切に排水されず

家の基礎や外壁に雨水があふれ出し思いもよらない箇所から

漏水する可能性があります

台風シーズン前に、雨樋の詰まりを取り除き、スムーズに水が流れるようにしておきましょう

3. 窓やシャッターの補強

窓ガラスは強風で飛ばされる物や木の枝などで破損するリスクがあります

台風の際には、窓に飛散防止フィルムを貼ったり、シャッターを閉めることで安全性が向上します

また、雨戸があればしっかりと閉めておくことが重要です

4. 庭やベランダの整理

強風で飛ばされる恐れのあるものを事前に片付けることが重要です

鉢植えやガーデン家具、洗濯物干しなど、風で飛ばされやすいものは屋内に収納するか

しっかりと固定しておきましょう

5. 防災用品の確認

台風によって停電や断水が発生した場合に備えて、防災用品の準備をしておくことも重要です

懐中電灯、予備のバッテリー、飲料水、非常食などを事前に用意しておきましょう。

6. 家族との連絡方法の確認

台風が接近している場合、家族との連絡手段や避難場所を確認しておくことも大切です

スマートフォンの充電を十分にしておくほか、連絡が取れない場合の合流地点や避難経路も話し合っておきましょう。

まとめ

台風対策は、事前の準備が重要です

普段から住宅の点検や補修を行い、台風に備えておくことで、大きな被害を防ぐことができます

これらの対策を参考に、ご家庭の安全を守りましょう

お住まいの維持管理や点検(インスペクション)など気になる部位がございましたら

お気軽にお声かけくださいませ!

気密測定

2024年8月26日(月)

今日は引き渡し前の気密測定を実施しました

今日の現場は分譲住宅で、特別に気密の高い住宅を目指しているわけではない

しかし、今後は、気密性能についても注力して行く方向性との事

まず、これまで通りの建築方法で、どれくらいの気密性能があるか調べてみよう!

との事で本日は測定する運びとなりました

測定器を作動中にどこかfら大きく漏気しているかを調べます

サッシ廻りはほとんど漏気なし!


コンセントや電気スイッチの隙間より漏気が多くみつかりました

電気スイッチの隙間から漏気がでている動画

その他、キッチンや洗面化粧台の配管の隙間なども漏気が見受けられ

課題として床下と室内(壁内)への空気の通る隙間があるようです

今後は床下からの気流止めをしっかりと行い

気密性能の高い住宅へのお役立ちができればと考えています

コレをみられた建築業者さんも一度、自身の建築方法でどの程度の性能か

調べてみたい方がいらっしゃれば何なりとご相談ください!!

インターンシップ 職場体験

2024年8月22日(木)

昨日、お取引業者さんがインターンシップの学生さんと一緒に

職場体験として業務の打ち合わせにいらっしゃいました

学生さんは最初、緊張されているようにお見受けしましたが

少しずつ話が進むにつれ、緊張もほぐれ、いろいろとメモをとられていました

今の学生さんはこうやって自分の将来を決めるにあたり、いろいろと体験しながら

進むべき道を決めていけるんだなあと・・・

私達が就職活動していた約30年前の事を思い返してみる

当時はインターネットがなく、学校に来る求人案内の一枚の要綱だけをみて

『どんな会社なんだろう?』

と少ない情報のなかから、その会社を想像し、

何もわからないまま面接を繰り返し、数多くの不採用の返答をもらっていた

そんな悲しい経験を思い出しました・・・

今の学生さんは、まずはホームページを確認して

さらにSNSなどの投稿なども併せて確認し、様々な情報を確認しながら

入社面接などの申し込みができる

本当にうらやましい限りです!

受け入れする企業もそれなりにwebで情報を開示しておかなければ

学生さんの選択肢からなくなってしまいますね・・・

そんななか、本日は、弊社にも2名のインターンシップとして学生さんが来社されました

ありがとう!!

短い時間の中で、わが社の業務内容を説明し、雑談をしてゆく中で

少しずつ緊張がほぐれて素敵な笑顔をみせてくれます!

若いって素晴らしいな!

こんな事を思いながら、最低限、会社としてを目指している将来像を説明し

ご理解していただけたと思います

午後からは、現場で業務見学としてインスペクション(検査)を体感してもらいました

ドローンを使った屋根検査
基礎の配筋検査
サーモグラフを使った壁内画像検査
下水管の検査

などなど全てではないのですが、可能な範囲で体感してもらいました

たった1日では、ほとんど伝える事はできませんが

彼らの選択肢の中で住宅の維持管理、インスペクションなども含まれると幸いに思います

弊社では、住宅の維持管理や検査、メンテナンス工事などに興味のある

学生さんのインターンシップや職場体験など大歓迎です!

少しでも気になる方がいらっしゃいましたら、いつでもお声かけください!

ちなみに 昼食は 『むさしの むすび弁当』をふるまいます!!

今日の点検

2024年8月21日(水)

嬉しい事に昨日も我らが広島カープは勝利!

大事な首位攻防の直接対決で見事に先勝しました 

特に4番の末包選手 5番の坂倉選手の活躍は目を見張るものがあります

今年は、本当に優勝できるかもしれませんね

サッカーのサンフレッチェ広島も最近は5連勝!

首位の町田ゼルビアまで勝ち点差4の2位まで順位をあげています

少し前のブログにも書きましたが、本当に広島のスポーツが熱い!!!

サッカーも野球もシーズンの終盤が近づいています

最後には両チームとも最高の結果となる事を願いながら毎日応援しています

 さて本日は築80年近く経過した木造住宅のシロアリ検査の依頼

母屋に隣接する蔵の木材の一部が激しい劣化をしているとの相談

現地に到着すると蔵の梁の部分にかなりのシロアリ被害が!!!

梁に接する壁面の土台を見るとコンクリートと土台の隙間にシロアリ被害!!

きっとココから侵入を始めて 柱、壁面と移動しながら上部の梁まで被害を及ぼしたと予測

お施主様より母屋も併せて検査の希望をいただき調査実施

床下に潜り込んで調査する事、約1時間

幸いな事に床下にシロアリ被害はなかったのですが

床下以外の玄関土間部分の木材の調査中に発見・・・

結局、シロアリ被害の多いと思われる床下には何の兆候もなく

土間部に接する木材にシロアリ被害が表れている現状でした

一般的にシロアリは床下!!のイメージが強いのですが

実をいうと土間コンクリートの下部にコロニー(巣)をつくることも多いのです

お施主様へは、薬剤によるシロアリ対策をお勧めさせていただき

これから駆除処理に入る予定です

床下だけでなく玄関や勝手口、浴室など土間タイルなどに接する木材

ご自身で触ってみて極端に柔らかくなった箇所がないかご確認してみてください

住宅ケンコウ社ではシロアリ被害や湿気調査

ホームインスペクション、気密測定や耐震診断まで幅広く検査をさせていただいています

お困りの事がございましたら、些細なことでもご相談くだされば親身になって対応します

中古住宅購入前の注意 安心R住宅の実施

2024年8月22日(火)

昨日は、猛暑も一段落、久しぶりの雨天となり気温も30℃前後となりました

30℃でも少し涼しく感じるのは、連日の35℃以上の酷暑のせいでしょうね・・・

天気予報では8月26日以降の最終週では平均して32℃前後との予測

35℃以上の予報がないので、いくぶんは過ごしやすくなるかもしれません

さて、2024年の上半期の新築住宅の着工戸数が国土交通省から発表されました

持ち家で92.6%

分譲で92.3%(うち戸建ては87.6%) ※いずれも前年同期比

と大きく前年実績を下回りました

これからさらに日本は人口も減少していき、新築住宅着工数は大きく伸びる事は

ないのであろうと思う反面、既存住宅の維持管理と中古住宅の流通は、これまで以上

に活発になる市場であるのでは?と考え、

『これから住宅を長持ちさせるため維持管理に注力される方』

『これから中古住宅を取得する方』 にむけて

特に、後々後悔する事のないような選択ができるようなお役立ちができる

会社を目指して、日々、精進していく所存でございます

建物の維持管理や検査、中古住宅の検査、保険など、どんな些細な事でもかまいません

何か気になる事があれば何なりとご相談くださいませ!

さて、弊社では連日

『中古住宅購入前の瑕疵保険対応検査』

『建物状況調査』

などの業務をさせていただいております

中古住宅流通に関連する情報として国土交通省の発表において

中古住宅を購入する際に消費者が安心して購入できる制度

『安心R住宅』の実施状況の報告がありました。

上記のグラフでわかる通り

平成30年度から比例して『安心R住宅』の実施件数が増加しています

私達の商圏である広島県では、まだこの『安心R住宅』たくさんは見かける事はありません

しかし、消費者は中古住宅の課題とされている

『不安』  『汚い』  『わからない』 

といったマイナスイメージを払拭できる住宅取得環境を求めていることは明白ですね!

この『安心R住宅』に認定できる物件の条件は主に3つ

  • 耐震性があり、建物状況調査などのインスペクションが行われている事
  • 売買時に一定のリフォームが実施されている、もしくはリフォーム提案がついている事
  • 点検記録などの保管状況について情報提供が行われていること

この3つを満たす既存住宅に関してロゴマーク

の使用が認められています

ロゴは物件販売時の販促に利用可能であり

物件情報のリストにこのマークがついていれば

消費者にとってみれば

『安心』

『きれい』

『わかりやすい』

この3つが約束されている物件なので、何も情報がわからない物件と比較しても

選びやすくなるのは当然ですよね!

これからもこの『安心R住宅』が増加して中古住宅がもっと流通する社会がくるとおもいます

中古住宅購入前には必ず、検査インスペクションなど検討いただき

『この物件、買うんじゃなかった・・・』

と後悔されるお客様を少なくしていきたいと常々考えています

どんな事でも気になる事がありましたら、お気軽にご相談くださいますようお願い致します!

中古住宅も暑い(熱い)!?

2024年8月7日(水)

毎年、『今年の夏の暑さは過去最高じゃ~』って言ってる気がします。

最高気温は36℃~37℃との予報・・・・『ほぼ体温じゃん』って思いながら関東でよく見かける

気温40℃ってどんな感じ?一度、体感してみたい気もしますが・・・

とはいえ、弊社の業務も外で行う事がほとんどです。

熱中症には十分気を付けて今日も元気に頑張ってまいりましょう!

さて、話は変わりますが、ここ最近では新築住宅の価格高騰により、価格的にリーズナブルな中古住宅の取得を視野に入れられる方が増えてきているようです。

直近の住宅売買における登記情報の集計を見ると対前年比で115%!と今年の夏の気温ではないですが、今、中古住宅の市場が非常に『熱く(暑く)』なっている様子。

弊社にもお客様から

『ある物件を購入しようと思うんだけど、買った後で欠陥がみつかると嫌だから検査をしてもらえませんか?』という相談が増加してきました。

私達は住宅検査を通じてクライアントに住宅取得や修繕などのシーンにおいて、後々で後悔する事ないような選択をするためのアドバイザーとしてのお役立ちを目指しています。

特に、中古住宅の購入を決めるにあたり、床下や小屋裏など特に目に見えない部位や建物の傾きや基礎の圧縮強度など状態を数値化しないと判断がつかない部分などは確実に事前に確認をしておくべきです。

弊社の既存住宅状況調査は床下や小屋裏など通常は潜り込まなくても見える範囲だけで良いとされる部位まで詳細まで潜り込んで検査をしています。

中古住宅の購入は、多くの検討事項が重なり、決断までに考える事も多いと思います。

また『この物件は他の方も検討されているので・・・』と決断をせかされるケースも多々あるかと思います。しかし、購入後も安心して生活していくためには、じっくりと検討をして決めることが重要です。

中古住宅を購入する際には、見た目の外観の綺麗さや物件の購入価格以外にも見えない部分の検査についても充分にご検討ください。お客様のお悩みやご予算などに応じてできる限りのご提案をさせていただきます。お好みの地域で、購入可能な金額で物件をリストアップできた段階で、ぜひとも一度ご相談くださいますようお願い申し上げます。

中古住宅購入前のインスペクション:部位別検査 床下編 

中古住宅を購入する際には、インスペクション(住宅診断)が欠かせません。

その中でも、床下の検査は見逃せない重要なポイントです。

床下は普段目にすることが少ない場所ですが、住宅全体の構造や健康状態に大きな影響を与えます。

今回は、床下インスペクションに焦点を当て、その重要性と具体的なチェックポイントについて詳しく解説します。

床下インスペクションの重要性

床下は住宅の基礎部分に直結しており、湿気や害虫、構造的な問題が発生しやすい場所です。床下の状態を把握することで、建物の耐久性や安全性を確保し、将来的なリスクを回避することができます。

床下でチェックするポイント

  • 湿気と換気の状態

床下は湿気が溜まりやすく、カビや腐朽の原因となることがあります。

インスペクターは、床下の湿度を確認し、換気が適切に行われているかをチェックします。

換気口が塞がれていないか、通気が悪くなっていないかを確認することで、湿気による著しい木材の劣化がないか確認します。

  • 基礎部分の劣化やひび割れ

床下から基礎の状態確認を致します。

コンクリート基礎にひび割れや欠損がないかをチェックし、建物全体の安定性に問題がないかを評価します。

基礎の劣化は、建物の耐震性や耐久性に影響を与えるため必須の検査項目です。

  • シロアリや害虫の痕跡

床下はシロアリやその他の害虫が侵入しやすい場所です。

木材の腐食やシロアリの食害の痕跡がないかを確認します。

シロアリ被害が進行していると、建物の構造的な強度が大きく損なわれるため、入念なチェックが必要です。

  • 配管や配線の状態

床下には給排水管や電気配線が通っていることが多いため、これらの状態を確認します。

配管の錆びや漏水がないか、電気配線に損傷がないかをチェックし、修理が必要かどうかを判断します。

これにより、水漏れや電気事故のリスクを低減できます。

  • 断熱材の状態

床下に設置された断熱材が劣化していないかを確認します。

断熱材が適切に機能していない場合、冬場の寒さや夏場の暑さが室内に影響を及ぼし、快適な住環境を損なう可能性があります。

  • 床の構造と耐久性

床下から床板や床梁の状態を確認します。

これらの構造部材に損傷や劣化がないかをチェックし、床の強度や耐久性を評価します。特に古い住宅では、床のたわみやきしみが問題となることがあるため、慎重なチェックが求められます。

床下インスペクションのメリット

床下インスペクションを行うことで、住宅の基礎部分や見えない場所で進行している問題を確認する事ができ、劣化の著しい住宅の購入を回避する事ができます。

また劣化が修繕可能な程度であれば、修繕費用を予測し、購入後の安心を確保することができます。

中古住宅の購入は、大きな決断です。見えない部分だからこそ、床下のインスペクションを徹底的に行い、隠れたリスクを回避しましょう。中古住宅を購入するかどうか迷ったらまずは住宅ケンコウ社までご相談ください!

中古住宅購入前のインスペクション:部位別検査 外部編 

2024年7月29日(月)

中古住宅を購入する際のインスペクション(住宅診断)は、建物全体の状態を把握するために欠かせないプロセスです。特に外部の検査は、住宅の耐久性や安全性に直結します。今回は、外部のインスペクションに焦点を当て、各部位の検査ポイントについて詳しく解説します。

外部インスペクションの重要性

外部のインスペクションを行うことで、建物の構造的な健全性や将来的なメンテナンスの必要性を判断できます。これにより、購入後に発生する可能性のある問題を事前に把握し、適切な対策を講じることができます。

外部でチェックするポイント

  • 屋根の状態

屋根材(瓦、スレート、金属など)の状態を確認します。ひび割れや破損、欠損がないかをチェックし、雨漏りのリスクを評価します。また、屋根の傾斜や排水の状況も確認し、水が適切に流れるようになっているかを確認します。

  • 外壁の状態

外壁のひび割れ、塗装の剥がれ、カビや苔の発生などをチェックします。これらの問題は、内部に雨水が入り込む原因となり、建物の耐久性を損なうことがあります。外壁材(モルタル、タイル、サイディングなど)の状態を詳しく確認しましょう。

  • 基礎の状態

基礎部分にひび割れや沈下の兆候がないかを確認します。基礎の劣化は建物全体の安定性に影響を与えるため、早期発見が重要です。また、基礎周りの排水状況もチェックし、雨水が溜まりやすい場所がないかを確認します。

  • 雨樋と排水システムの確認

雨樋が詰まっていたり、破損していたりしないかを確認します。雨樋が適切に機能していないと、雨水が建物に直接流れ込み、基礎や外壁にダメージを与える可能性があります。排水システム全体が適切に機能しているかをチェックします。

  • 窓・ドアの外部チェック

窓やドアの枠が腐食していないか、シーリングが劣化していないかを確認します。これにより、雨水の侵入を防ぎ、エネルギー効率を保つことができます。また、外部からの侵入を防ぐためにも、鍵や錠前の状態も確認します。

  • デッキ・バルコニーの状態

デッキやバルコニーの構造的な健全性を確認します。木材が腐食していないか、手すりや支柱がしっかり固定されているかをチェックし、安全性を確保します。

  • 周辺環境の確認

隣接する建物や土地との境界、植栽の状態、道路や隣地からのアクセス状況を確認します。周辺環境の状態が、建物の将来的な価値や生活の快適さに影響を与えることがあります。

インスペクションを行うことで、建物の耐久性や安全性を確保し、将来的な修繕費用を見積もることができます。

中古住宅の購入は大きな投資です。インスペクションを徹底的に行い、建物の健全性を確認することで、安心して新しい生活を始めることができます。

中古住宅を購入するかどうか迷ったらまずは住宅ケンコウ社までご相談ください!