Monthly Archives: 9月 2024

断熱材の欠落

2024年9月30日(月)

今日で9月です
少しは涼しくなったとはいえ、まだまだ
暑い日が続きます🥵
毎日、『暑い暑い』と言っていますが
本当にあと少しです
頑張りましょう😊

弊社の業務は、床下や小屋裏などに潜り込んでの検査や作業が
非常に多くなります

検査や作業の際によく目に触れる劣化事象があります

それは

『断熱材の欠落』

以下にあげるのは主に昭和の住まいグラスウールによる断熱材の欠落です

このように住まい始めて年数が経過すると、かなりの確率で
劣化し欠落しています

以下の写真は平成以降の発泡プラスチック断熱材です

こちらも同様に欠落している事が良く見受けられます

そこでこのように床下の断熱材が欠落していると、
どのような影響を及ぼすかを以下にまとめます

室内の温度管理が難しくなる
断熱材がないと、冬は冷気が床から室内に伝わり、部屋が冷えやすくなります
逆に、夏は床からの熱が室内に入り込みやすく、冷房の効率が悪くなります

光熱費の増加
断熱効果がないため、冬は暖房、夏は冷房に多くのエネルギーを使うことになり、
光熱費が増加します

結露やカビの発生
断熱材がないと、温度差により床下で結露が発生しやすくなり、
湿気がこもることでカビが発生しやすくなります
これは家の構造にダメージを与える原因になります

床の冷たさや不快感
床自体が冷たく感じるため、住み心地が悪くなることもあります
特に冬場は、床から冷気が伝わりやすくなり、足元が寒く感じるでしょう

住宅の耐久性への影響
床下が湿気を吸収しやすくなると、床材や構造材が劣化し、シロアリの被害を受けやすくなることも考えられます

弊社では、検査時にこのような事象が見つかった際に簡易的に補修できればその場ですぐに補修します👍

もし劣化の範囲が広く、簡易的に補修できない場合でも、必要に応じて補修提案をさせていただいています

皆様も特に生活されていて気になる事がない場合でも、ひょっとすると
断熱材が欠落しているかも・・・😔

断熱材を修復するだけでより快適な温熱環境になる可能性もありますので
『もう何年も点検していない』
なんてお客様がいらっしゃいましたら
お気軽にご相談くださいませ😊

道路陥没

2024年9月27日(金)

昨日、広島市西区の市道で道路が陥没し
周辺の建物が傾く自己がありました

西区の福島町の交差点
弊社より車で約10分ほどの場所です

交差点の近くは住宅や工場などが
立ち並んでおり、人通りの多い箇所です

この交差点を中心におよそ
15メートル×40メートルの道路が
陥没し、建物8棟が傾いたり、ヒビが
はいったっとの事

また近隣は泥水であふれ、交通にも規制がかかりました

原因については現在調査中との事ですが
当日の地下工事中の掘削作業中の水が漏れた事が原因で、その後、道路が陥没したとされています

常日頃から建物の耐震診断や傾きなど
検査している弊社としてもビックリで
改めて、地盤や耐震などの強度について
重要な事であると認識させる出来事でした

今回のようなケースではいかに優良な
住宅であっても裂傷は防げないと思いますが、できるだけ自然災害からも守れる住宅創りへの助言ができるような企業、人材を目指す所存です

一日も早く近隣が復旧される事を心よりお祈りいたします

リフォーム景況感調査

2024年9月26日(木)

朝晩はめっきりと冷え込み
ようやく酷暑とはおさらばできそうです

少しづつ秋が近づいてきているのを
感じています

秋といえばスポーツの秋

本社の広島市でも地元のプロスポーツが
大詰めを迎えてきています

広島カープは残念ながら9月に入って
大失速・・・
優勝戦線から脱落したものの
クライマックシリーズをかけた
Aクラス争いは、まだ可能性充分!
最後まであきらめずに応援します

そして、もう一つのサンフレッチェ広島
先週末の横浜マリノスに大勝!
そして首位を奪還
今週末には今シーズン一番の大事な試合
町田ゼルビアとの首位攻防があります

こちらはすでにチケットは売り切れ
当日は、きっと超満員!
熱い試合となりそうですが、
最後は必ず勝利して、優勝に近づいて欲しいですね!

話は変わりますが、秋といえば
リフォーム工事も盛んになる季節です

我々の業界は新築工事は非常に厳しい
受注状況なのですが
リフォーム工事は、割と景気よく動いている様子です

上のグラフは2024年9月23日の
リフォーム産業新聞の記事です

弊社でも最近では
リフォーム前の住宅検査
耐震診断
などリフォームを前提とした
住宅検査の依頼が増加しています

リフォームをする前の検査では
1.必要な工事と不要な工事の見分
2.工事の優先順位の検討
3.見積内容との比較参照
4.診断結果からの長期メンテナンス計画
などのメリットがあります

この秋にリフォームをご検討の皆様方
まずはインスペクション(検査)を行い
ご自宅の健康診断をしてみませんか?

どんなお悩みでも構いませんので
気になる事がございましたら弊社へ
お問合せください!!

今日の床下点検

2024年9月25日(水)

今週に入り、少し涼しくなりましたね!

8月までは日中は35℃

今週は30℃前後、その差は、たった5℃
しかしその5℃が非常に大きい!

これ以上、暑くならないように
心から願うばかりです

という訳で今日も元気に床下点検

今日は中古住宅の購入前の床下点検
にきました

和室から床下へ侵入
まずは、問題なさそうです

和室の床下写真

つづいて洋室の方へ進みますと

床下に大量の放置ゴミが

大量の放置ゴミが・・・
廃材の一部をよく調べると

放置木材にシロアリの食害
放置木材にシロアリ蟻道

やはりしろあり被害がありました

しろありは普段は土中に生息するもの
なので、土中に木製の廃材などを直に
おいておくと、エサをあげているのと
同じになります

基礎の隅に構築されたシロアリ蟻道
大引き材へ延びるシロアリ蟻道

そして上の写真のように
『蟻道』がみつかりました

土間コンクリートの隙間からシロアリ蟻道
土間コンクリートの隙間からシロアリ蟻道
そして壁内は悲惨なシロアリ被害が・・・

さらに物入の土間下へのコロニー
がみつかり、基礎と土間の隙間から
『蟻道』がみつかりました

購入後にリフォームをされる予定との
事で、被害のある劣化の著しい部位
は修繕しながらシロアリ防除を施工
する方向で話が進みそうです

中古住宅を購入する前
リフォーム工事を検討している
など住まいの一大決心をする前には
必ず『シロアリ検査』をやっておきましょう!

中古住宅購入時には住宅検査を

2024年9月24日(火)
ここ数か月、中古住宅購入前の住宅検査のご相談が増加してきています。
このブログ内でも何度も投稿していますが、
中古住宅を購入する前にインスペクション(住宅診断)を行うことは、購入後のトラブルを防ぐために非常に重要です。
これから中古住宅の購入をご検討されるお客様へは絶対に住宅検査はお勧め致します!

そこで、以下に、インスペクションのポイントとプロセスについて説明します。

1. インスペクションの目的

  • 構造的な問題:建物の基礎や壁、屋根など、構造的な問題を確認し、耐久性を評価します。
  • 設備の状態確認:給排水設備や電気設備、空調、ガスなどの設備が適切に動作しているかをチェックします。
  • 劣化や修繕が必要な箇所の特定:劣化が進んでいる部分や、将来的に修繕が必要になる可能性がある箇所を確認します。
  • シロアリや害虫被害の有無:木造住宅の場合、シロアリ被害の確認も重要です。

2. インスペクションの種類

  • 目視検査:外観や内装を目視で確認する基本的なインスペクションです。
  • 詳細検査:目視検査で気になる点があった場合、例えば赤外線カメラや湿度計、鉄筋探査機など専門機器を使ってさらに詳しく検査します。
  • 耐震診断:古い住宅の場合、特に耐震性が重要です。耐震基準に合致しているかを確認する診断が含まれることがあります。

3. インスペクションの依頼先

インスペクションは第三者の専門家に依頼するのが一般的です。
日本では「住宅診断士」や「建築士」がインスペクションを担当することが多く、信頼できる業者に依頼することが重要です。

4. インスペクションのタイミング

購入前の契約を結ぶ前に行うのがベストです。
契約前に住宅の状態をしっかり把握することで、後で発覚する問題を防ぐことができます。
また、インスペクション結果を基に売主と交渉することも可能です。

5. どこを重点的にチェックすべきか

  • 基礎:ひび割れや水漏れの痕跡がないか。
  • 屋根:破損や漏れの有無。
  • 外壁:クラックや剥がれ、シミの有無。
  • 床下:シロアリ被害や湿気、腐食の有無。
  • 設備:給排水や電気、空調などの設備の老朽化。

6. インスペクション費用

費用は物件の規模や診断の内容によって異なりますが、通常は5万円から10万円程度が相場です。

詳細な診断や専門的な検査が必要な場合は、それ以上の費用がかかることもあります。

まずはご連絡いただいて、ご予算や気になる点などをお話しいただければ、できるだけ最適なプランを
ご提案させていただきます。

これまでも購入したあとで『先に検査しておけばよかった・・・』
と嘆かれるお客様を見てきました

これから中古住宅をご購入されるお客さまには、そんな思いをしてもらいたくありません!

ぜひとも弊社にご相談くださいますようお願い致します

新築住宅に防蟻処理は本当に必要?その理由とメリット

2024年9月19日(木)

家を建てる際、目には見えないけれど非常に重要なポイントがあります。
それが防蟻(ぼうぎ)処理です。


新築の家だからといって、シロアリの被害がないわけではありません。


防蟻処理の必要性や、そのメリットを改めて見ていきましょう。

新築時の防蟻防腐処理(床組材塗布)

防蟻処理とは?
防蟻処理とは、シロアリなどの害虫が住宅の木材を食べるのを防ぐために行う処置のことです。
特に木造住宅木材を多く使う建物にとって、シロアリ被害は致命的なダメージを与えることがあります。

シロアリは、湿気の多い場所や木材に潜んで、少しずつ木材を食べ進めます。
その被害が進行すると、住宅の強度が低下し、最悪の場合、家の耐震性にも影響を与えることがあります。


ですから、新築住宅を建てる際には、最初から防蟻処理を施しておくことが大切なのです。

新築時の防蟻防腐処理(外周部の柱)

防蟻処理の必要性
日本は特に湿度が高く、シロアリが繁殖しやすい環境にあります。

多くの地域で、シロアリ被害が報告されており、特に家の基礎部分や床下などに注意が必要です。

シロアリは自然界では重要な役割を果たしていますが、家の木材を好んで食べるため人間の住環境には害を及ぼします。

新築住宅の場合、防蟻処理をしない選択もありますが、その場合、数年後に大規模な修繕費がかかる可能性があります。

また、保険や保証の適用外になるケースもあるため、初期段階での防蟻処理は長期的な安心につながる投資です。

防蟻処理の種類
防蟻処理にはいくつかの方法がありますが、一般的には以下のような処置が取られます


薬剤散布: 床下や基礎部分に薬剤を散布する方法で、シロアリが侵入しにくい環境を作ります。


物理的バリア: 薬剤を使わない方法で、シロアリの侵入を物理的に防ぐ技術もあります。例えば、特殊なシートを使用して侵入を防ぎます。

新築時の防蟻防腐処理(土壌処理)ベタ基礎表面散布

防蟻処理のメリット
住宅の耐久性を保つ
シロアリの被害が進むと、建物全体の強度が弱くなります。防蟻処理を行うことで、住宅の寿命を大幅に延ばすことができます。


安心な住環境
見た目には気づかないシロアリの被害も、防蟻処理を行うことで安心して暮らすことができます。
特に床下や基礎部分は、自分で確認するのが難しいため、プロに依頼することで安心感が得られます。


将来的なコスト削減
初期の防蟻処理はコストがかかることもありますが、シロアリ被害が発生した後に修繕を行うよりも、はるかに安価です。被害が広がる前に予防することが、最も経済的です。

まとめ
新築住宅における防蟻処理は、決して見過ごしてはならないポイントです。目には見えない部分にお金をかけるのは一見無駄に思えるかもしれませんが、将来的なリスクを回避し、安心して暮らせる住環境を作るためには非常に重要です。住宅を長持ちさせるためにも、しっかりとした防蟻処理を行いましょう。


わかりやすい報告

2024年9月18日(水)

昨夜は中秋の名月でした🌕
とはいえ、ゆっくりと月を見上げる余裕
はなく過ごしています       

本来であれば月見団子をおともに
ゆっくりとお月見できるような時間を
創る事も必要ですね😊

さて、住宅ケンコウ社の今年のテーマは
『わかりやすく!』
を掲げています

私達の業務は検査やサービスなど
特に普段の生活では目にする事のない
床下や屋根裏などがメインとなります

普段お客様が目につかない所だからこそ
写真や動画を使って
『わかりやすく』
説明しなければなりません

今日は、お客様にわかりやすくするため
モバイルモニターやタブレット端末を
使って説明する方法について
研究をしています

タブレットとモバイルモニターを共有してみる

まずは、写真や動画データをタブレット
端末に取り込み、大きなモバイルモニターへ繋いでお客様と画面共有を試みる

タブレットで『ココ』って

写真や図面上の『このあたり』をペンを
使用してわかりやすく見えるようにできないか?

モバイルモニターで写真の場所を指定

次にお客様側のモニターからも
『これって何かしら?』
と聞かれた際の『これ』の場所や何を
示しているのかを共有できるか試してみる

とにかく新しい機器やアプリなど
わかりやすく説明できるものであれば
積極的に採用してみようと思います

『私達を選んでくれたお客様には絶対に
後悔をさせないぞ!!』
という思いがすべてです!

施工や検査のスキルを上げる事は当然
お客様への見せ方、説明の仕方なども
もっともっと技術を磨き、お客様に
とって最高のパートナーになれるような
人材を目指します!!

お宝発見フェア準備

2024年9月17日(火)

皆様3連休はいかがお過ごしでしたか?
9月とはいえ、残暑が厳しい3日間でしたね

先週はご当地である広島のスポーツが
非常に残念な結果に・・・😖

サンフレッチェ広島は
天皇杯、ルヴァンカップと二つのカップ戦
で敗退・・・
広島カープは大事な上位対戦の連戦で
連敗し首位戦線から後退・・・

しかし、まだ終わっていません😣
カープはジャイアンツとの直接対決が
残っていますし
サンフレッチェはリーグ戦で現段階で
2位!とまだ優勝を狙えます!

最後には有終の美を飾れるように
楽しみながら応援しましょう✌

さて私達は連休初日の14日の土曜日に
営業部の社員が中心となって休日返上で
イベントの準備をしました

毎年恒例のスガノグループ主催

お宝発見フェア

10月19日(土)~10月20日(日)
広島県立広島産業会館 東展示場
にて開催を予定しています

住宅ケンコウ社は、
『建物の維持管理』
『建物の検査』
『建物のメンテナンス』
などの展示を予定しています

毎年、パネルでの説明が多かったのですが
今年は、大きな住宅のモデルを使用した
建物の劣化事象をできるだけわかりやすく
再現することに挑戦しています😁

モデルハウスの組み立て
劣化した木材の再現
排水管を使う!?
サッシ枠で何を!?
劣化した木材で何を再現?

などなど
色々と試行錯誤しながら展示物を作成
しています!

何ができるかは当日のお楽しみ!!😁
という事にして皆様のご来場を心より
お待ちいたしております

一通り作業が済んだ後は、みんなで
バーベキューを😍

営業社員の皆さん
休日返上でお手伝いありがとうございました
本当にご苦労様でした!
当日は、たくさんのお客様に喜んでもらえる
よう頑張りましょう!

今日の床下検査

2024年9月13日(金)

今日は、ある建築業者さんからの
依頼でシロアリ調査にきました

浴室改築中にシロアリ被害を発見
されたとの事・・・

改築中にシロアリ被害が発見されると工事は一旦、ストップ!
シロアリ駆除業者が現地を確認する
為にできるだけ現状を維持し、そのままの状態で生息調査に伺います

私達が現地調査が終わるまで
大工さん、水道屋さん、電気やさんなど各業者さんは作業できずに工程通りの作業が難しくなります・・

いざ現地に到着してみると

浴室入口柱のしろあり被害
柱の拡大写真

こんな状態
すでにかなり深刻な被害です

続いて床下の調査を実施します

柱の足元の被害状況
浴室周辺の被害と水漏れ

やはり浴室周辺はかなり水漏れと
シロアリによる劣化が激しい様子

その他、床下全域調査をしていると
トイレの周辺にも水漏れが・・・

トイレの床下の土が濡れている
トイレ周辺の木材が濡れている
トイレの床板も濡れている

シロアリ以外にも
トイレの水漏れが発覚

お施主さんと建築業者さんに報告し
これから対策と、それにかかわる費用のお見積りを提出する事に・・・

お施主様から
『どれくらい費用が追加になる?』
『工期がどれくらい伸びる?』
など不安が多々出てきました・・・

リフォーム前に劣化具合がわかっていれば木材の修復費用、駆除に関わる費用など合算して契約できますが、リフォーム途中に費用の追加はお客様からしてみると予算の工面も難しくなる場合があります

住宅ケンコウ社ではリフォームをご検討されるお客様や建築業者様へ
『リフォーム前の床下調査』
を必ずお勧めしています

事前に被害や木材劣化が分かっていれば費用や工期も契約段階で明確になりストレスの少ないリフォームを実現できるはずです

家の寿命は?

リフォームをご検討される皆様
是非とも弊社の
『リフォーム前の床下調査』
をご検討くださいませ!

省エネ2024キャンペーン

2024年9月11日(水)

9月に入り今年も残すところ
あと4か月!
時の流れの早さに驚いています

弊社では毎年1月に社員全員で
『今年の目標!』として
各々の思いを色紙に書いて掲示板に
張り出しています

社員の皆さん、目標を達成できるようにあと4か月、悔いの残らないよう頑張りましょう!

という訳で
2024年省エネキャンペーンも
残すところあと4か月となりました。

現在の予算に対する補助金申請
の達成率は以下です(9/11)

給湯器をエコキュートにすると
補助金の対象となる
給湯省エネ2024が個人的に
非常にお勧めです!
平均して10万前後の補助金が出ます

また昨年、非常に好評だった
窓やドアに関するリフォームが対象の『先進的窓リノベ2024』が
以外に予算が多く余っている様子

こちらも補助金額が割と大きいので
お勧めです

給湯器も窓も冬支度として
今からでも遅くありませんので
ご検討ください